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薬剤師がゲートキーパーとしてできる事・ファーマシーの現状とは?

薬

1・ポリファーマシーの現状。

健康に生活できるならばそれに越したことはありません。

しかし私たちは必ず病気になり老化していきます。

健康を維持するために薬の服用は誰にとっても必要不可欠です。

薬の本来の目的は、体に備わる免疫力を向上させて健康的な身体を回復させたり、体内に侵入しているウイルスなどを除去するためのものです。

しかし最近ではポリファーマシー(多剤服用)が問題視されるようになっています。

服用する薬の種類が増加するとどのような危険が生じるでしょうか。

1~3種類程度の薬剤を服用することで生じる副作用の有害事象の可能性は約6%程度です。

しかし服用薬が7種類になるとその可能性は約13%まであがります。

他にも医療費の拡大、入院期間の延長など様々な影響があらゆる所で生じています。

なぜ多剤服薬が生じてしまうのでしょうか。

薬を服用すると少なからず何らかの副作用が生じます。

例えば薬の影響で胃痛が生じるとします。

すると、その胃痛を防ぐための別の薬を服用することになります。

胃痛を防ぐものの、次は腸の働きが悪くなり便秘になります。

便秘を解消するためには別の薬が必要になります。

このように生じる副作用を抑えるために次々に別の薬が処方され続け、結果的に多剤服用が生じてしまうのです。

2・ゲートキーパーとしての薬剤師の役割。

医者

冒頭で書いたように、薬は体の免疫力を向上させ健康を維持させるための働きを目指しています。

もし薬を服用することで更に体調が悪くなってしまうならば元も子もありません。

そのような状況が患者さんに生じるのを避けるために薬剤師としてできることがあります。

まずできることは薬の確認です。

患者さんがどのような病状を患っているのかを確認し、処方される薬が症状と合っているかを確認します。

実際には副作用が出ていないのにもかかわらず、副作用を止めるための薬が処方される場合もあります。

多剤服用につながるために注意が必要です。

なによりも大切なのは患者さんとの信頼関係を築くことです。

患者さんと接することができる時間は限られていますし、それほど長くはありません。

しかし毎回の服薬指導の際には気遣いの言葉や配慮を示すことで、患者さんからの信頼を徐々にえることができます。

結果的にポリファーマシーに気付いた時にはゲートキーパーとしての役割をはたして、医師の了承のもとで患者さんにそれほど必要ではない薬を減らすことができます。






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